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ミズノのウエアラブル機器
イヤーセンサー式脈拍計「MiKuHa」が完成

update: 2017/10/16

イヤーセンサー式脈拍計 「MiKuHa」

イヤーセンサー式脈拍計
「MiKuHa」

ミズノがウエアラブル機器、イヤーセンサー式脈拍計の「MiKuHa」(ミクハ)のプロトタイプを完成させた。耳たぶに装着して生体情報を収集し、運動時の不快感の軽減などに役立てる。

脈拍情報に基づき運動強度を表示

「ミクハ」は、胸部に巻き付けて計測する従来型に比べ、運動の妨げになりにくく、装着も簡単にできる。センサー・本体共に頭や首周辺への取り付けが可能で、プールのウオーキングやアクアビクスなど、水周りの運動時にも使用が可能だ。

センサーの本体部分

センサーの本体部分

運動時の振動によるノイズを除去して精度の高いデータを計測することができる。脈の検出に影響を及ぼす“太陽光”が入りにくくするため、センサー部分を耳たぶのみに限定した。

得られた情報は専用のアプリケーションを通してクラウド管理も可能。スマートフォン(7人以上の複数の場合はブルートゥースの中継器を使用)画面で、脈拍情報に基づいた運動強度を表示・確認することができる。

発売は来年(2018年)春の予定。今後、子供を対象にした運動教育や、工事現場における測定テストなど、複数のトライアルを重ねて、実証試験を進める。スポーツ施設でもデータを収集する計画だ。販売価格は3万円台を想定している。