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デサント、2017年春夏ゴルフウエアビジネス
前年同期比102%の推移

update: 2017/08/02

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2ケタ増と好調だった 「ランバンスポール」

2ケタ増と好調だった
「ランバンスポール」

デサントの2017年春夏のゴルフウエアビジネスは、前年同期比102%の推移だった(6月18日までの速報値)。ゴルフ専門店およびチェーン店の売り上げが健闘したが、百貨店は前年を下回った。ゴルフ場の売り上げは前年並みだった。

「マンシングウェア」が苦戦傾向

国内のゴルフウエア市場は縮小傾向だと見ている。2016年に入り、主要な顧客だった団塊世代のゴルファー層が減少し、新規顧客の必要性が高まっている。デサントは「マンシングウェア」「ランバンスポール」「ルコックゴルフ」「カッター&バック」「デサントゴルフ」「スリクソン」の計6つのゴルフウエアブランドを展開するが、その総合力で他社との差別化策に力を入れる。

終わった2016年秋冬商戦は前年並みの100%だったが、苦戦の色合いが濃かったという。17年春夏は少し底を打った観があるようだ。全体的にメンズが健闘し、レディスが苦戦傾向にあった。「デサントゴルフ」が都市部を中心に健闘したほか、「スリクソン」や「ルコックゴルフ」のメンズが安定した推移だった。

主力ブランドの1つ「マンシングウェア」の17年春夏(速報値)は8%減。16年秋冬も5%減で、苦戦傾向が続いている。主力店舗におけるインバウンド客の売り上げが23%減と大幅に減少した影響もあった。17年秋冬シーズンは、5%増と増収を目指す。また、来年(2018年)3月には、東京・銀座に旗艦店をオープンする計画だ。