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ゴールドウイン「ヘリーハンセン」ブランド
ユニチカの難燃素材「PROTEXA®-FR」を一般アパレルに初採用

update: 2017/07/26

「ヘリーハンセン」。 Anti Flame Boa Liner Jacket

「ヘリーハンセン」。
Anti Flame Boa Liner Jacket

ゴールドウインは「ヘリーハンセン」ブランドにおいて、ユニチカの難燃素材「PROTEXA®-FR」(プロテクサ-FR)を一般アパレルに初めて採用した「Anti Flame」(アンチフレイム)コレクションを展開する。通常は業務用ユニフォームに使用される素材だが、火を使うキャンプシーンを想定した機能性ウエアに採用した。

火を使う“キャンプ”シーンを想定

「ヘリーハンセン」は、ヨットをルーツにするウエアブランドだが、昨今は提案の幅を広げ、アウトドアやビーチ(水周り、海水浴)、汎用性のあるライフスタイルシーンなどへも展開を広げている。その中のワンシーンが“キャンプ”で、今回の「Anti Flame」コレクションとして企画した。

ユニチカの難燃素材「PROTEXA®-FR」は火の粉や炎に対する難燃性を持つ。また、酸やアルカリ性物質にも耐性があるという。防汚性能もあり、綿に近い吸水吸湿性があるため、夏場の着用も快適になる。親水性があるため、家庭の洗濯でも簡単に汚れを落とすことができるという。

「ヘリーハンセン」。 Anti Flame Boa Liner Pants

「ヘリーハンセン」。
Anti Flame Boa Liner Pants

今回、「Anti Flame」コレクションで展開するアイテムはジャケットやシャツ、パンツなど計6型。素材の持つ風合いを活かしたコットンライクな仕上がりで、野外のキャンプを想定し、ワークテイストを採り入れた。上代価格はジャケットが3万円、カバーオールが2万2,000円、パンツが1万3,000円(いずれも本体価格)。

ユニチカのスポーツ機能素材・製品を手掛けるユニチカトレーディングは、2018-19年秋冬シーズン向けの重点素材の1つとして、同じく難燃性を持つビニロン素材「ミューロン®-FR」を提案した。コットンに近い吸水・吸湿機能を持つ。この素材もアウトドアシーンを想定している。