ミズノのゴルフビジネス
今秋から、クラブの新シリーズ「Mizuno Pro」を展開
update: 2017/07/24
カスタムフィッティングに特化した
「ミズノ プロ」アイアン
ミズノは主力事業の1つであるゴルフビジネスにおいて、今秋からクラブの新シリーズ「Mizuno Pro」（ミズノ プロ）を展開する。同社が強みにしてきたアイアンのカスタムクラブで、“フィッティング”を軸にさらなる強化を図る狙いがある。
カスタムオーダー専用に特化
同社はかねて、ゴルフクラブ市場で差別化・住み分けを図るため、「MP」シリーズを中心としたカスタムフィッティングのアイアンを強化してきた。今秋から、販路・販売戦略を一新し、“フィッティング”をカギとしたビジネスモデルをさらに強化する。
新シリーズの「Mizuno Pro」は、同社のフィッティングサービスが提供可能な店舗「MIZUNO GCF SHOP」限定で販売される。主力のアンアン3機種、ユーティリティ・ウェッジをそれぞれ1種ずつ提供する。既存の「MP」シリーズは発展的に解消し、「Mizuno Pro」に一本化する。
取り扱い店舗「MIZUNO GCF SHOP」は同社が認定するフィッティング拠点として再編する。全国約350店に限定し、展開店舗を絞り込む。新しく開発したフィッティングツール「シャフトオプティマイザー3D」を導入することで、短時間で正確なフィッティングサービスを提供する。
対象プレーヤーは上級者に限定していない。各ゴルファーのスイングに適したクラブセッティングを計測し、カスタムクラブを提供する点が特徴だ。アイアンのフェース部とネック部を一体成型した製法で、打感の良さに通じる“打球音”を追求。また、ヘッドのメッキの下処理に高度の低い銅を使用することにより、柔らかい打感も実現した。
アイアンの上代価格は1本1万9,000円。ユーティリティが2万3,000円、ウェッジが2万1,000円と1万9,000円（いずれも税抜き）。当面は鍛造アイアンを主体に展開するが、ドライバーの展開も視野に入れている。
