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ウィッツ、2017年6月期業績
微減収するも、前年並みの利益を確保

update: 2017/07/20

主力の「ダンスウィズドラゴン」

主力の「ダンスウィズドラゴン」

ゴルフウエアブランド「ダンスウィズドラゴン」などを展開するウィッツ(京都市)の2017年6月期業績は、微減収するも前年並みの利益を確保した模様だ。停滞感の漂うゴルフウエア市場において、堅調な推移だった。

今期は海外売り増でプラスの見込み

2017年6月期の売上高は、11億9,300万円(2%減)、当期純利益が約1,000万円で前年並みだった。ECの売り上げが好調だったほか、在庫管理などの面で効率化が進んだ。

今期は新規に出店した香港など海外売上が増加する見通しのため、上期だけで約6億円を超える売上規模に達する計画だ。通期では、12億円台を回復できると分析している。中期的には、売上高15億円規模を目指している。

優先すべき課題は、ゴルフウエアの新ブランド「トヴホ」と「ロックデュード」の売上規模拡大。主力の「ダンスウィズドラゴン」に続く、第2・第3のブランドに育てていく方針だ。また、卸ビジネスの拡大も継続した取り組み課題である。卸では、売り場において、ブランドの世界観をいかに演出するかが焦点になる。

海外では、堅調な滑り出しの香港店を基軸に、中国本土への店舗網の拡大を視野に入れている。国内の地道な業容の拡大と並行して、海外市場の開拓も推し進める。