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ゴールドウイン、「ザ・ノース・フェイス」
オリジナルロゴ入りのアイテムを提供

update: 2017/05/30

ネット媒体を通じ、 オリジナル商材がデザインできる

ネット媒体を通じ、
オリジナル商材がデザインできる

ゴールドウインが展開するアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」は6月1日から、ユーザーが好むチーム名やメッセージなどをプリントできるオリジナルロゴ入りのアイテムの提供をスタートする。

顧客囲い込みの強化策に位置付け

「ザ・ノース・フェイス」(TNF)が提供するのは、既製品に対するオーダー化の提案だ。同社のウェブサイトを通じ、既製品に、自身が好むロゴ・文字を入れることができる。

従来は、店頭でカタログおよびオーダーシートを使って、こうしたパーソナルオーダーを受け付けていたが、今回の新しいシステムでは、ウェブ上でデザインのシミュレーションを実施し、決済まで実行する。エンドユーザーにとっては、利便性が向上している。

対象にするのは、社会人のスポーツチームや、学生のチームなど。ウェブを通じ、幅広いウエアの提供を計画している。

顧客囲い込みの強化策を推進

顧客囲い込みの強化策を推進

対象の商品は、ウエアが4品番、バッグ類が6品番。5種類のデザインの基本から、複数の組み合わせを選ぶことができる。プリント価格はウエアで500円(1カ所、税込み)、バッグが500円(同)。

こうした施策は、国内でおおよそ300億円規模(推定)に拡大した同ブランドファン層の開拓を目指す場合、新しい切り口で、新しいニーズを取り込んでいく狙いがあると考えられる。

同社はかねて、SNSやECサイトなど、IoTに関連するネット系のシステムを活用した顧客の取り込みを強化している。今回の取り組みも、こうしたネット技術を活用した顧客囲い込みの施策の1つだと考えられる。