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ミズノ 花粉や臭いを分解する
「ハイドロ銀チタン®」をスポーツ用品に採用

update: 2017/02/27

「ハイドロ銀チタン®」を使用した ハンドタオル

「ハイドロ銀チタン®」を使用した
ハンドタオル

ミズノは、花粉や臭いの原因を分解する「ハイドロ銀チタン®」を採用したタオルを3月13日に発売する。スポーツウエアなどスポーツ関連用品への採用も視野に入れている。「DR.C医薬」(東京都)が開発した“触媒”機能を応用した機能だ。

スポーツウエアではモノポリー展開

「ハイドロ銀チタン®」は、蛋白(たんぱく)質を分解して水に変える機能性を持つ物質で、銀と酸化チタン、ハイドロキシアパタイトで構成する。光触媒を進化させて、光が当たらなくても花粉や蛋白質、汗などの成分を分解する機能を持つ。

来月に発売するタオル類はその第1弾で、上代価格はハンドタオルが900円、フェイスタオルが2,000円、バスタオルが5,500円(いずれも税抜き)。素材は綿100%で、タオル産地である愛媛県今治で生産する。

後加工により「ハイドロ銀チタン®」を生地に付着させて機能性を発揮する。テストでは100洗の選択試験後も、機能性が落ちなかったという。今後やスポーツウエアや周辺アイテム(フェースガード、キャップ、靴下など)への応用・製品開発、アウトドアなどへの採用を視野に入れている。また、生活者向け=汎用性品への展開も計画している。2017年度中の発売を目指す。

「ハイドロ銀チタン®」の採用は、スポーツウエアではミズノだけのモノポリー展開。これまで、空気清浄機やカーテン、シャツやカーペットなどへの採用事例がある。