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デサント、アスレチックブランド 2017年春夏方針

update: 2017/01/31

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「ルコックスポルティフ」。 ライフスタイルの商品群「le urban style」 (ル・アーバン・スタイル)

「ルコックスポルティフ」。
ライフスタイルの商品群「le urban style」
(ル・アーバン・スタイル)

デサントのアスレチックブランドの2017年春夏シーズン。「デサント」「スキンズ」「アンブロ」「ルコックスポルティフ」「アリーナ」「イノヴェイト」の6ブランドを展開する。16年春夏シーズンは、主力になった社名ブランドの「デサント」が2ケタ増とけん引役になった。

「デサント」が好調を持続

「デサント」ブランドが好調を持続している。16年春夏の実績は15%増と2ケタの伸びで、アスレチックウエアが24%増と貢献した。15年からのスポーツ大型店における平場でのショップインショップ化が進んだことがプラスに働いた。それに伴うアクセサリー類の売上増も貢献した。

17年春夏では、チームオーダーの拡大に力を入れる。野球・バレーボールで10%、トレーニングで92%、全ジャンルで15%増の増収を計画している。その核になるのが発注機能・生産工程の簡素化・効率化を向上させた新しいオーダーシステム「スマート・チョイス・システム」を本格稼働させる。“品質、価格、納期の明確化”およびその迅速化を図るのが大きな目的だ。17年春夏の計画は、16%増。バレーボール(5%増)を除く全カテゴリーで2ケタ増を目指す。

コンプレッションインナーの「スキンズ」は、プロ野球の大谷翔平選手を起用し、認知と販売拡大に取り組む。16年春夏の実績は22%増。チェーン店が67%増、EC関連が121%増と健闘した。17年春夏は25%増を計画している。

「アンブロ」の16年春夏の実績は100%弱と前年同期比をやや下回った。専門店は7%増、チェーン店は7%減だった。専門店を中心に競技系アイテムは堅調だった。Jリーグのレプリカ類も引き続き好調だった。