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エスエスケイ「ヒュンメル」ブランド
上期は微増の見通し

update: 2017/01/27

チームウエアビジネスが好調な 「ヒュンメル」

チームウエアビジネスが好調な
「ヒュンメル」

エスエスケイ「ヒュンメル」ブランドの上期(2016年8月-2017年1月)は、対前年同期比で微増の見通しだ。ライフスタイルシューズが102%と堅調だったほか、チームユニフォームのカスタムオーダーが健闘した。

アパレルはチームビジネスを強化中

チェーン店の動向は良かったというが、専門店チャネルが苦戦した。セルフ販売の平場を中心に、競合ブランドの影響があったようだ。整理したネットビジネスのマイナス影響も見られた。

全社レベルでも上期は微増の見通しだという。「ヒュンメル」ブランドの動向とリンクする面もあり、11-12月が苦戦傾向にあった。売れ行きの変動が大きく、推移を把握することが難しいシーズンだったようだ。

「ヒュンメル」ブランドでは、チームビジネスを強化中だ。ネットを使った独自の受注システム「チームナビ」を通じ、顧客の獲得に力を入れており、新規のチームを獲得し始めている。ゲームユニフォームのほか、練習用のピステやウインドブレーカーなど周辺ウエアの需要もチーム単位で取り込もうとしている。買上げ点数も増え、客単価が高まるメリットがある。なお、発注システムは同社のものだが、商品の販売・受け渡しはスポーツ小売店を通じて行う。

その半面、セルフ販売が主体の定番品の品番数を絞り込んでいるという。いかに商材の消化率を高め利益を確保するかを重視している姿勢が表れている。在庫リスクを軽減して、小売店の収益確保をサポートしようと考えている。