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アシックスとデサント
国内アパレル工場を整備へ

update: 2016/11/10

アシックスアパレル工業の新工場 (完成予想図)

アシックスアパレル工業の新工場
(完成予想図)

アシックスとデサントが国内のアパレル工場、生産体制の整備に取り掛かる。アシックスは100%子会社のアシックスアパレル工業(福井県)の新工場を建設する。デサントはデサントアパレル(株)の吉野工場を移転するほか、来夏には大阪府茨木市にアパレルR&Dセンターを開設する。

効率性の向上を重視

アシックスは、アシックスアパレル工業の新工場の建設に11月1日から着手。来年(2017年)8月からの稼働を予定している。既存の福井工場と武生工場を統合し、従業員と設備配置の柔軟性を高めることで、柔軟な生産体制を構築する狙いがある。日本製の特徴を活かした高付加価値商品の開発や生産にも取り組むという。

アシックスアパレル工業が生産する主な商品は、トップアスリート向けのスポーツウエアや各種の競技向けチームウエア、学校体育衣料など。敷地面積は約1万㎡、延床面積は約5,100㎡。

一方、デサントはデサントアパレルの既存工場、吉野工場を奈良県大淀町へ移転する。来年4月1日の稼働予定で、アトリエやサンプル機能を強化するという。また、2018年夏には、大阪府茨木市にアパレルR&Dセンターを稼働する計画だ。

そのほかデサントは、18年夏をめどに韓国・釜山市にシューズR&Dセンターを稼働させる予定。すでに用地を購入済で、面積は約1万7,000㎡。