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ナイキ フットボール
マルチチャネルでタッチポイントを強化

update: 2016/09/28

秋冬シーズンの到来に合わせた 「ナイキ フットボール フラッドライツ パック」

秋冬シーズンの到来に合わせた
「ナイキ フットボール フラッドライツ パック」

ナイキはフットボール(サッカー)カテゴリーにおいて、マルチチャネルによるエンドユーザーのタッチポイント強化を進めている。フットボールゲームの世界観を反映したスパイクシューズのほか、既存ラインの新色提案、次代のフットボール選手の発掘プロジェクトなど、様々な切り口でブランドの露出を図っている。

ブランドの露出度アップを図る

フットボールは国内外において、重点強化分野の1つ。秋冬シーズンの到来に合わせ、「ナイキ フットボール フラッドライツ パック」と題し、視認性の高いデザインの各ライン(「サイロー マジスタ」「マーキュリアル」「ハイパーヴェノム」「ティエンポー」)のシューズを提案した。同ラインは日が短くなりピッチでの視認性が悪くなる秋冬シーズンに向けて企画された。

「EA SPORTS」のフットボールゲームの 世界観と協業したモデル

「EA SPORTS」のフットボールゲームの
世界観と協業したモデル

また、主力ラインの1つ「マーキュリアル」では、「EA SPORTS」が発売したフットボールゲームの世界観を表現したモデルを発売した。「EA SPORTS」のゲームは今年、世界中で毎日400万回以上プレーされている。同ゲームが発売された1994年当時の“16ビット”の画像から、今日の高画質に至るまでの“変遷”をデザインに採用した。

同ブランドのフットボールのデザインチームでも、同ゲームの利用率が高いそうで、バーチャルなゲームと現実のフットボールシューズを結びつける“協業”モデルを企画するに至った。

そのほか、次世代のフットボールプレーヤーを発掘するスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」もスタート。世界規模のプロジェクトで、2010年以来、開催している。今までに世界で約60人のプレーヤーが「NIKE ACADEMY」を経て、プロ契約を結んでいる。各国で予備選考が行われた後、今年11月に英国・セント・ジョージズ・パークで世界規模のセレクションが行われる。

商品、ゲームを通じた協業シューズ、プレーヤー発掘プロジェクトなど、様々な切り口を通じてブランドの露出度アップを図っている。