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ナイキ フットボール
スパイクシューズの新モデル「MAGISTA2」を発売

update: 2016/07/15

スパイクシューズの新モデル 「MAGISTA2」

スパイクシューズの新モデル
「MAGISTA2」

ナイキはフットボールカテゴリーにおいて、スパイクシューズの新モデル「MAGISTA2」(マジスタ2)を7月下旬に発売する。ボールと接触する個所のデザインを工夫した点が特徴だ。

アッパー素材を立体的に成形

「MAGISTA2」。 ボールとよく接触する個所の成型が特徴

「MAGISTA2」。
ボールとよく接触する個所の成型が特徴

「MAGISTA2」の特徴は、アッパー素材を立体的に成形している点。デザイナーのフィル・ウッドマンとナイキスポーツ研究所(NSRL)の協力により、最もボールに触れている足の個所を計測し、該当する個所のアッパー素材を立体的に成形した。3Dプリンターを使用し、様々な大きさの隆起やくぼみを付けたテスト用のアッパーを作製した。

「MAGISTA2」の開発では、「足の一部のように機能することを目指した」(ウッドマン)。足とシューズのフィット感と、シューズのボールに対する操作性を重視している。ボールと接触の多い部分――特につま先寄りの外側や足の内側部分に突起のあるアッパーを採用した。

シューズの不要な部分を削ることにより、新たに加わったアッパーの突起部分の重量を相殺し、軽量性を維持している。最もボールに接する部分の隆起は4.5mmある。ソール部分の素材プレートは従来の85gに比べ60gと軽量性に優れている。

アッパー素材は「ナイキ フライニット」の技術を応用している。ソールのプレートに施したスタッド(鋲。足裏の突起部分)の配置も、NSRLのデータに基づき一新した。拇指球の周辺に“V字型”のスタッドを配置し、足を回転させる機能性を向上させている。

足首部分までを覆うタイプの「ナイキ マジスタ オブラ Ⅱ AG‐PRO」が3万7,800円(税込み)。既存モデルと比べるとやや高価である。従来型のモデル「ナイキ マジスタ オーデン Ⅱ HG-E」は1万8,360円(同)。ECサイトおよび一部のサッカー専門店を通じ、7月下旬から発売される。