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アシックス
スポーツ関連組織との契約が活発に

update: 2016/04/15

「インギングモータースポーツ」との オフィシャルスポンサー契約では ピットクルーにシューズを提供

「インギングモータースポーツ」との
オフィシャルスポンサー契約では
ピットクルーにシューズを提供

アシックスおよびアシックスジャパンがスポーツ関連団体とのスポンサー契約やパートナーシップ契約を活発に行っている。また、スポーツ関連施設管理業務を活用したエンドユーザー向けイベントもスタートした。物販以外のいわゆるプロモーション活動も積極的に行っている。

大学、競技団体、チーム──提携先は様々

今年3月2日、アシックスは早稲田大学との間で、「スポーツ振興を通じた地域・社会貢献やブランドの価値向上などを目的とした組織的連携に関する基本協定」を締結した。同大学の体育部員が着用するウエアやシューズの提供にとどまらず、スポーツイベントの実施や、製品の共同開発など幅広い内容を含んでいる。契約期間は2016年3月1日から5年間。ほかのスポーツメーカーも大学などとの間で、類似の包括的な契約を結んでいるケースが増えてきた。

アシックスジャパンでは4月4日、プロ野球独立リーグの「ルートインBCリーグ」との間で、オフィシャルパートナーシップ契約を交わした。同リーグを運営する(株)ジャパン・ベースボール・マーケティングとの契約締結だ。ユニフォームの提供をはじめ、一般のファンへ向けたイベントも実施した。ここでも、地域の野球振興を目的とした活動を行う。

また、3月29日には、アシックスジャパンが、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦している「インギングモータースポーツ」とオフィシャルスポンサー契約を交わした。チームのピットクルーが着用するシューズの提供などを行う。

スポーツ関連施設の運営受託ビジネスも動き出している。アシックスジャパンは、兵庫県神戸市や山口県防府市などの施設管理を受け持っている。共同管理を含め計76施設に拡大した。先日4月9日からスタートした、受託施設を活用したエンドユーザーイベントが、元全日本女子バレーボール代表の大山加奈さんを招いた「バレーボール教室」だ。来年3月まで定期的に、全国の受託施設を会場に大山さんのバレーボール教室を開講する。