リーバイスが仕掛ける「501円」チャリティマーケット
“Levi’s ®Forever Blue”を原宿で開催
行列は1時間待ちも…
6月13日(土)〜14日(日)、リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社は、店頭でリサイクル回収したジーンズを一律501円で販売するフリーマーケット形式のチャリティーキャンペーン、“Levi’s ®Forever Blue”をラフォーレ原宿前の交差点に近い、ブロック角で実施した。回収品の中から厳選したリーバイスブランドのみを販売。「501」にちなみ501円で販売したことも話題を集め、ほとんど告知しなかったにも関わらず、行列は終日途切れることなく続いた。結果、販売予想を大幅に上回り、急きょ、ジーンズを追加調達したとも聞く。2日間の売上金額は、79万578円(13日/42万2844円、14日/36万7734円)、売上本数は、1578本(13日/844本、14日/734本)にも上った。
同企画のきっかけを土居健人社長はこう述べている。「着用されなくなった全てのジーンズを、社会に還元できる活動はないか?という小さな疑問からスタートしました。ジーンズは使うほどに進化し、ある人にとっては不要となったジーンズが、他の人にとっては新たな価値を持って迎えられることも多い。長く愛用されてきたジーンズに新しい命を与え、また、そうした企業活動を通じて社会貢献し、若い人たちに創作の場を与えられる架け橋ともなるべく取り組みとして、年に1〜2回継続できればと思います」
“Levi’s ®Forever Blue”と名付けられた同キャンペーンは、「永遠に続く“青”の輪」をつなぎたいという思いを込め、今年4月29日にスタートした。約3カ月をキャンペーン期間(〜7月31日)に設定し、全国のリーバイス®ストア(対象店舗/リーバイス®ストア27店舗とCINCH TOKYO)で、デニムボトムス製品を回収。リーバイスブランド以外のジーンズも全て回収の対象として、ジーンズ提供1本につき1枚、リーバイス®ストア全店で利用できる2000円のクーポン券を提供するという仕組みになっている。6月4日現在、すでに5000本を超えるジーンズが集まっており、目標の1万本回収は早期達成しそうだ。
今回の収益は全て「日本エイズストップ基金」に寄付する。その他、クリエイティブサポートを目的とした、若手アーティストの作品制作素材としての活用や、JRCC(NPO法人日本救援衣料センター)を通じて海外送付も予定しているという。
本社・アメリカのリーバイ・ストラウス社は、企業市民としての責任や行動を事業経営の中核に据え、積極的な社会貢献を続けてきた。なかでも、HIV/エイズの予防・啓蒙活動を中心的な活動と位置付けている。日本でも同ブランドのコアターゲットである若年層のHIV感染が増加していることを受け、若者に支持されるリーバイスのブランド力を使った効果的な予防・啓蒙活動を目指し、1990年代から毎年、さまざまな活動を積極的に展開している。今回の“Levi’s ®Forever Blue”キャンペーンは、ジーンズのリーディングブランドが仕掛けるからこそ、単なるリサイクルではなく、新たな価値を生み出し、次代へ受け継ぐサイクルをつくることにもなる。そして、今のような時代だからこそ、取り組むべき活動の意義はとてつもなく大きいといえる。
(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)