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ボブソンがブランド譲渡へ

老舗ジーンズメーカー、ボブソン(本社・岡山市)が7月24日開催の取締役会で、マイルストーンターンアラウンドマネジメント(東京、早瀬恵三社長、以下「MTM」)が出資する新会社に対し、ボブソンブランドのメンズ、レディースの衣料製品の企画製造販売事業を譲渡することを決定した。8月21日に事業譲渡契約を結び、9月15日に事業譲渡を予定する。

譲渡するブランドは自社のボブソン事業である「ボブソン」「キャトルホーン」「ジェノイーズ」「クイーンズロウ」「S・Q・J」「ルーラル コンフォート」。新会社名は「株式会社ボブソン」で所在地は東京都港区。現在のボブソンは子供服ブランド「オシュコシュビゴッシュ」の企画製造販売に注力する考えだ。

ボブソンの前身は学生服メーカー、山尾被服工業で、1970年からジーンズ生産に乗り出した。71年に「ボブソン」ブランドを展開、90年代前半にはレーヨン混やポリノジック混のソフトジーンズを「04(ゼロヨン)ジーンズ」と名付け大ヒットした。

新聞各紙は「近年は低価格ジーンズにシェアを奪われた」と報道しているが、さらには主力商品であった7900円以上の高価格帯でも新興ブランドやインポートブランドとの競合が激化する中、市場で存在感を発揮できず、また主力販路の1つであったジーンズ専門店の凋落も大きく影響を与えた。近年は生産数量も減少しており、昨年末には愛媛県の吉田工場も閉鎖。山口工場と上海工場の2工場体制になっていた。

岡山・福山地区のジーンズ関連企業各社はここ数年苦戦が続いており、残念ながらついにその一角が崩れたといえる。従って、これまでの大量生産販売の体制を見直し、希少価値商品開発による戦略転換が急務だ。

「ボブソン」頑張れ!! ジーンズ業界頑張れ!!

(ファッションライター 南充浩)