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「悲観は気分、楽観は意志」
不況の一年を乗り切るキャッチフレーズ

日本アパレル産業協会の中瀬雅通理事長

日本アパレル産業協会の中瀬雅通理事長

各繊維業界団体の09年新年賀詞交換会がひととおり終了した。アメリカ発の世界的不況が蔓延しそうな今年、どの業種も先行きへの不安で意気消沈のムードいっぱいだ。だがそこに喝を入れ、元気をもらえるスピーチも飛び出した。

日本アパレル産業協会の中瀬雅通理事長(三陽商会)が1月19日のNBF(日本ボデイファッション協会)や、20日の同アパレル産業協会などで行った短いスピーチに込めた思いが人々に感銘を与えた。いわく「悲観は気分、楽観は意志」とのこと。その趣旨はこうだ。先行きの景気に悲観するのは、気分の要因が大きいのではないか、しっかりした意志を持てば楽観できる良い将来が見えてくるはずと。言われてみれば、確かに最近の自動車減産だの派遣切りだとかのマスコミ報道を耳にすると、世の中全体がどんどん悪くなるようなマイナス思考のムードに陥りがちだ。

この点わがWEBを含めマスメディアはいささか自戒すべきかも知れない。

すべての分野がマイナスばかりではないのだ。、景気を上昇させる設備投資にしても将来を見据えたエコや代替エネルギーの開発先端医療分野への研究投資など、日本が得意とする「技術立国」のパワーはまだまだ健在のはずだ。ファッション消費にしてもいたずらに安値競争に走るばかりではなく、「顧客の財布にはお金はある。価格以上に価値のあるホンモノを提供すれば少々高くても売れる。」(NBF塚本能交会長談)ということか。 考えればこの不況、世界中がいっせいにゼロからの再スタートの感もある。日本人が戦後の復興、東京オリンピック開催時などに見せたあの建設エネルギーなどの「底力」という潜在能力を発揮するための、具体的な挑戦課題と「意志」を持つべきだろう。