「エコプロダクツ展」には年々ショーアップの勢いが
12月13日まで東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ展2008」は10周年の節目を迎え、今回は約17万4,000人という入場動員実績を達成した。ほぼ似た意図の「環境展」(これも約18万人来場)とともにこの種のイベントの双璧だ。今回の「エコ展」、実は17万人のうち、約2万人は小中学校などの団体見学だ。次世代の若い人に環境への配慮を教育するという目的に賛同し、年々学校側からの入場希望は増えているという。それもあってか、各ブースでは一般向けの平易な解説やクイズ形式などでエコへの参画意識を高める展示方式がめだった。
さて肝心の中身、「バイオマスの特別コーナー(メタン発酵などの新技術)」、「カーボンオフセッ(CO削減表象商品)」、「完全循環リサイクル(帝人グループなど)」の技術やその賛同企業の拡大が印象づけられる。関連エコ設備機械メーカー、物流、自動車、イオンやIY(イトーヨーカ堂)などの流通大手、大学、地場産業など幅広い出展の豊富さに圧倒される。
しかし繊維、アパレル業界からの出展は意外に少ない印象だ。合繊メーカー、紡績など大企業系はほぼ出展しているようだが、アパレル企業や大手衣料小売のこの展示会に対する無関心さも垣間見える。そんな中、クラボウの「生分解」するジーンズの新発表が大きなな関心を集めていた。スクールユニフォーム(学生服)のトンボは次世代の顧客である児童、学生にわかりやすくエコ商品を解説するなど担当者の熱心さが際立っていた。児童たちが学校や家庭に帰り、周囲にも報告するという啓蒙効果を狙ってのことだ。
同社のように大きな視野でエコ環境を作り出す行動の意義は大きい。
さて会場には「エコ神社」(DOWA社)なるものまで現れて、ユーモアながらエコを意識するコーナーもある。未曽有(みぞう)の経済不況に突入する2009年、せめてもの期待はエコ関連商品の需要拡大か。神に祈る気持ちもわかるというものだ。
エコプロダクツ展(産業環境管理協会主催 次回は2009年12月10日から3日間、会場は同じく東京ビッグサイト)
エコ神社
トンボブース
帝人ブース