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レクトラ
ODLO 3Dテクノロ ジーの活用で 一歩先を行く

お客様の課題 1916年にノルウェーで設立されたOdloは、高機能スポーツウェアのデザイン、生産、販売 を行っています。現在、本社はスイスにあり、36の自社店舗と14のアウトレットストアを 含む世界25か国4,500の売場で商品の販売を行っています。Odloは、高品質・高性能なス ポーツウェアとしてすでに高い評価を受けており、現在の目標は、性能を重視する消費者 をターゲットに裾野を拡大することでした。この目標を実現するため、Odloは商品開発プ ロセスをスピードアップしてファッショントレンドや天候の状況に迅速に対応し、市場の 要求に合わせた新しい商品をタイムリーに店頭に展開する必要がありました。

ソリューション

レクトラのコンサルティングを受け、Od l oはパターン作成のソリューションModaris3D を商品開発部門に導入しました。Modaris3Dによるサンプル作成の技術により、新商品の 開発に必要な物理的なサンプルの数やフィッティング回数を削減することができました。 また、全員がリアルタイムで同じ画像を参照して作業ができるため、Odloのスイスとポル トガルにあるチーム間の誤解が少なくなり、情報の共有がスムーズになりました。Odloの 品質管理およびプロジェクト担当のチームリーダーであるウルリケ・フロイツェン氏は次 のように話します。「Modaris 3Dを使うことで、明らかに効率がよくなりました。本ソリ ューションの導入後、サンプル作成にかかる時間を大幅に削減できただけでなく、コスト も大幅に節約することができました」

Odloは、高性能スポーツウェアのパイオニアで、様々な活動、強度、天候などに対応した 商品を取りそろえています。このスイスのメーカーは、スポーツ用下着のカテゴリでヨー ロッパにおいて20〜60%のシェアを誇り、最高のパフォーマンスを引き出す革新的な生地 で知られています。「私たちは『常に確実に一歩先を行く』ことを会社の理念としていま す。この言葉には、商品をマーケットに一番早く確実に届ける、という意味も含まれます」 と、Odloポルトガルのゼネラルマネージャーのジュリオ・ペイバ氏は説明します。

あらゆる天候に対応

Odloの目標の1つとして、「決して在庫を切らさない」ことが挙げられます。つまり、フ ァッショントレンドだけでなく、天候の状況にも迅速な対応が必要だということです。予 期しない暑い夏の場合、薄手の生地の商品強化が急きょ必要となり、予想外の長い冬の場 合、トレンドのジャケットを追加して冬物商品の品揃えの拡大などが必要になります。こ のように投入するタイミングが重要な商品をできるだけ市場に迅速に届ける、ということ が必須になっています。「私たちは、市場に迅速に商品を届けるため、効率化の方法を常 に模索しています。Modaris3Dを使うことで、商品開発のプロセスを効率化して時間を削 減することができました」とフロイツェン氏は説明します。

繊細なミリ単位の変更作業

一般的なストリートウェアと比較して、スポーツウェアのデザインは、非常にダイナミックな範囲の動きへの対応と耐久性が必要であり非常に複雑です。快適さが鍵となるため、縫い目は注意深く配置し、スタイルとフィット感がぴったりになるまで少しずつ調整する必要があります。しかし、高額で高性能な生地を使ってたくさんのサンプルを作成するには、多くの時間がかかるだけでなくコストも高額になります。「レクトラの3D技術を活用するとで、物理的なサンプルを作成せずに、デザインや生地のドレープ感を確認できるようになりました。私たちは、コストを気にすることなく、必要な限りサンプル調整ができるようになりました。「現在、パタンナー達はクリエイティブなリスクを気にしないで商品開発を行うことが出来ます。以前は、安全を考えて変更は最低限のみ行っていましたが、今は、変更したデザインやスタイルをさまざまな位置からすぐに見て問題ないかを確認できます」ともフロイツェン氏は述べています。

コミュニケーションの強化

フロイツェン氏は次のように説明します。「Odloはグローバル企業です。私たちのチームは、スイスドイツ語、英語、ポルトガル語、イタリア語を話すため、同じイメージやシミュレーションを全員で確認できることは、言葉によるコミュニケーションと比較してはるかに効率的です」「Modaris3Dを利用することで、一緒に行う仕事が効率的になり、誤解による間違いの防止につながりました。パタンナーは、作業結果の3Dシミュレーションをデザイナーに見せると、すぐにフィードバックを受けることができるため、作成中の仕様変更や決定を迅速に実施できるようになりました」。

顧客のニーズに対応したサービス

スポーツウェア市場のニーズの理解、現在のOdloのオペレーションの維持、業務の改善と向上をサポートしてくれるテクノロジー・パートナーをOdloは求めていました。Odlo社はレクトラのコンサルタントと一緒に短期的および長期的な目標を設定しました。現在のアクションは中断せずに、変化のために必要な事項、および必要な情報を全員で共有するためのベストな方法を決定し持続可能な行動計画を作成しました。最後に、ペイバ氏は次のように話しました。「現在の市場の難題に立ち向かうには、ベストなパートナーが必要です。レクトラは、Odloの商品化のスピード向上になくてはならない存在です。今後も、両社の長期的な関係維持を考えています」