生地製造からデザイン、縫製まで自社一貫
産地メーカーの自社ブランド化成功事例の一つ
吉村ニット「Yoshi Yoshi by pj」
update: 2012/03/23
ニット製造業の吉村ニット(本社・岐阜県本巣市)は自社オリジナルのミセスブランド「Yoshi Yoshi by pj」の2012秋冬企画で、独自素材のテンセル裏毛(テンセル69%、綿28%、ポリウレタン3%)を開発した。
同社はもともと下請けニットメーカーだったが、10年ほど前から自社ブランドの開発に着手した。専門店・百貨店向けにミセストータルブランドの「Yoshi Yoshi by pj」を立ち上げ、現在ではすべてのアイテムを自社でデザインし、自社工場で縫製する。専門店への卸売りのほか各地の百貨店での期間限定販売を行う。産地生地メーカーが製品ブランドを立ち上げ成功した数少ない例の一つである。
毎シーズン、独自の開発生地を使用するが、今回はテンセル裏毛のほか、裏面がSZ撚りのリバーシブルジャカードニットやカシミヤ100%ニットにインクジェットプリントとニードルパンチ加工を施した素材、テンセルジャージのバイオ加工などの特殊な高級素材を打ち出す。
シーズンカラーは立ち上がり時期に白、ブルーグレー、赤を投入し、続けてアースカラーに移行。最後はこげ茶と濃いブルーを提案する。またアイテムで注目すべきはウール43%・モヘア28%・ナイロン22%・ポリウレタン7%混のニット生地で作られたツーウェイのポンチョ。これはポンチョとしても着用できるほか、スカートとしても着用できるというアイデア商品だ。展示会でも専門店からの受注が集まっていた。
(ファッションライター 南充浩)







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