大阪文化ファッションコレクション開催 大丸心斎橋店北館で
イベント活性化で経済復興と明るい雰囲気作りが急務
update: 2011/03/01
3月21日、大丸心斎橋店北館で、大丸心斎橋店×大阪文化服装学院のコラボイベント「大阪文化ファッションコレクション」が開催された。これは大阪文化服装学院の生徒作品や、大丸心斎橋店北館に入店するブランドの商品を同学院の生徒がスタイリングしたファッションショーとなる。また同時に16日~21日までの6日間、同学院のブランドマネージメント学科2年生による期間限定ショップ「マロリー」も大丸心斎橋店北館1階に開設した。
今回のファッションショーは3部構成。1部は、同学院のスーパーデザイナー学科の生徒が作った8ブランドが出展。この8ブランドは今年2月の東京の合同展示会「rooms」に出展したもので、うち5ブランドに専門店やセレクトショップからの引き合いがあり、取り引きが始まっているという。2部は大丸心斎橋店北館のヤングレディース売り場「ウフフガールズ」の3ブランドの商品を生徒がスタイリングしたもので、「パラビオン」「ビス」「ザ・クローゼット」の3ブランドが協力した。
3部は2月11日に開催された卒業コレクションショーの中から6ブランドを選抜して出展したもの。
甚大な被害をもたらした東日本大震災の影響から全国各地でイベントの自粛ムードが強まっている。しかし、一方では無傷に残った名古屋以西でイベントを活性化させることが経済復興への足場となるという意見も数多く見られる。3月20日には福岡アジアコレクションも当初予定通りに決行されており、今後は経済復興の観点からも、国内ムード盛り上げの観点からも名古屋以西でのさらなるイベントの活性化が望まれる。
(ファッションライター 南充浩)
1部ルームス出展
2部3ブランド
パラビオン
ビス
ザ・クローゼット
3部卒業作品選抜