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ジーンズメイト、2019年3月期 第2四半期
既存店が健闘、構造改革が進み利益を確保

update: 2018/11/15

2019年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2019年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

ジーンズメイトの2019年3月期第2四半期(4-9月)の決算は、既存店が健闘して増収基調だったほか、構造改革が進んだことで利益を確保した。第2四半期では、11期ぶりの営業黒字化を達成した。

強化中のレディス、雑貨が健闘

売上高は42億5,200万円。決算期の移行期に該当するため、純然たる前年比はない。既存店ベースの売り上げが15カ月連続で前年比を上回るなど、増収基調が続いている。表1に以前の決算期による第2四半期決算の数値を併記しているので、参考にされたい。

営業利益は1億7,900万円、経常利益は1億8,800万円、四半期利益が1億2,500万円とそれぞれ黒字を確保した。RIZAPグループ傘下に入った後、業態の集約や経費削減による販管費の圧縮などを進めてきた。その成果が黒字確保という数値につながったようだ。

商品企画面では、強化中のレディスと雑貨アイテムが健闘した。ショッピングセンターに出店する店舗を中心に好調な推移だった。また、夏季を中心にアロハシャツやクーリングパンツなどの重点販売商品を展開したが、消化率(90%台)、粗利率(60-70%台)共に高い数値を達成した。

インバウンド、ECも強化

期末の店舗数は75店(出5、退11)。路面店を中心に不採算店舗を11店閉店した。レディスと雑貨の比率を高めた新業態「jM」を2店、「OUTDOOR PRODUCTS」業態を3店新たに出店した。退店は計画通りに進んでいる。出店は収益性を重視して、慎重に進める構えだ。通期では出店20、退店15を計画している。

チャネル別の戦略では、インバウンド需要の取り込みを強化する。免税実施店舗を拡大しているが、売り上げは150%と当初の計画を上回る推移だという。そのほか、ECも強化ポイントの1つ。自社EC強化のため今年6月上旬、サイトの大幅な回収を実施した。改修後は105%と訪問者数が増加傾向にある。

通期の業績見通しに変更はない。売上高92億円、営業利益7,000万円、経常利益8,000万円で、通期も利益確保を目指す。

(樋口尚平)

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