エドウイン、大阪・南堀江にコンセプトショップ
「EDWIN MINAMI HORIE」をオープン
update: 2018/06/11
《店頭レポート》
エドウインが6月8日、大阪・南堀江にコンセプトショップ「EDWIN MINAMI HORIE(エドウイン南堀江)」(大阪市西区南堀江)をオープンした。2016年11月にオープンした東京・原宿のショップに次ぐ国内2店舗目。若い世代のほか、インバウンド客も意識している。
関西エリア初、国内2店舗目
「EDWIN MINAMI HORIE」は、ファッション関連ショップが集積する南堀江の一画に位置する。以前、自動車の整備工場だった築50年の物件を居抜きで改装した。原宿のショップと同じ内装ではなく、“昭和テイストの町工場のイメージ”を、デニムのインディゴ(藍)融合させた世界観を発信する。原宿は和とモダンをミックスしたテイストだが、南堀江は産業的な匂いを演出した。
店舗面積は42㎡で、1フロア構成。スタッフルームなどに使用する2階は吹き抜けの構造だ。外壁は周囲の景観に溶け込む体裁で、「EDWIN」のロゴが大きく掲げられている。主力アイテムのジーンズを主体に品揃えし、デニム基調のインディゴを意識した。
品揃えはメンズが約80%で、レディス品は10-20%。展開サイズの幅を広げて、ユニセックス対応を考えている。卸ビジネスで販売している品番ではなく、主に直営店や海外向け企画のジーンズを主体に取り揃えた。日本製の商材にこだわり、原宿と同様、南堀江ショップ限定の商品もラインナップする。
同店は、「エドウイン」ブランドの世界観をエンドユーザーに直接、伝えることが大きな目的。新規顧客になり得る若い世代や、地域的に多いインバウンド客の取り込みを考えている。対象年齢が高いイメージが色濃くなっている同ブランドの若々しさを発信する狙いがある。
原宿店は、オープン当初は認知が低く低迷したが、インスタグラムなどSNSを通じた拡散もあり、その後は来店客数が増加した。南堀江のショップも同様にSNSを活用した認知度アップに力を入れる。初年度の売上目標は非公表。
(樋口尚平)