グンゼ、2012年3月期連結決算
増収達成、経費増で減益に
update: 2012/05/15
グンゼの2012年3月期連結決算が14日発表され、売上高1366億2100万円(2.2%増)、経常利益9億7500万円(70.3%減)の増収減益となった。売上原価の増加、インナーウエアの生産やデリバリーにおけるトラブルにより経費が増加したことが利益減に影響した。
部門別では「機能ソリューション」が515億円(9.5%増)とけん引役になった。「アパレル」は729億4800万円(2.1%減)とやや減収した。商業施設やスポーツクラブを運営する「ライフクリエイト」は134億2400万円(0.2%増)と微増した。
売上総利益率が減少した影響で、利益は各段階で減少した。販売管理費は減少したが、効率性はやや下がった。
「アパレル」はカスタマイズ生産による他社との差異化政策の整備が進んだものの、綿糸の高騰や生産・調達におけるトラブルが収益の足を引っ張った。また、大手量販店のプライベートブランドの拡大も少なからず影響したようだ。これらの影響で、在庫や仕掛品が50億円増加し、期末の棚卸資産が253億円になった。
機能ソリューションを成長エンジンに、アパレルは収益改善目指す
今期は「機能ソリューション」事業を成長エンジンにする一方で、「アパレル」事業の収益改善を進める。
インナーウエアでは、地域量販店においてナショナルブランドの拡販と直営ビジネスに力を入れる。またカスタマイズ生産の体制が整ってきたため、差別化商品として売り上げの拡大を目指す。レッグウエアでは、新ブランド「ミリカ」が今春順調なスタートを切っている。またグローバル化を見据え、アパレル商材の海外販売にも力を入れる。
通期の連結業績見通しは売上高1415億円(3.6%増)、経常利益34億円(248.7%増)。
(ファッションライター 樋口尚平)





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