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企業レポート
第6回 タイ国ファッション&テキスタイル製品展示商談会
新規20十余社を含む60社が出展

update: 2016/07/13

「第6回タイ国ファッション&テキスタイル 製品展示商談会in大阪」 (TFTO)の会場風景

「第6回タイ国ファッション&テキスタイル
製品展示商談会in大阪」
(TFTO)の会場風景

タイ国政府商務省国際貿易振興局(DITP)が主催する日本企業向けの受注展示会――アパレル商談会「第6回タイ国ファッション&テキスタイル製品展示商談会in大阪」(TFTO)が7月12-13日の2日間、大阪。OMMビルで開催されている。高品質の日本向け商材の拡販を基礎に、タイ発信のアジアビジネスの拡大も視野に入れている。

日本の技術力を活用し、アジア全土への各段を目指す

タイ国の日本に対する輸出量はアジアにおいて、5-8番手に位置する。同展示会(TFTO)はタイ国と日本の間におけるアパレル関連商材のトレードをより活性化するために、タイ国のアパレル関連企業が出展し、日本関連企業が新たな受注を行う“BtoB”の商談の場として位置付けている。

今回は20十余社の新規出展企業を含む計60社が出展。具体的な強みの商材では、ランジェリーを筆頭に、スポーツウエア、キッズなどのアパレルアイテムが主力だという・この3つのアイテムで、輸出量全体の60%を占めている。

一方、日本市場向けの輸出状況は、上半期(1-5月)で2.4%減、1億4,000万ドルとやや低調な出だしだったという。しかし、カテゴリー別に凸凹があり、全体の傾向では落ち込んでいることはないようである。

「日本はアジアにおいて重要な市場」

「重要な日本市場を通じ、 タイ企業のレベルアップを図りたい」 と語るサクピタクサクン所長

「重要な日本市場を通じ、
タイ企業のレベルアップを図りたい」
と語るサクピタクサクン所長

展示会の開催に合わせ、会見に臨んだタイ国政府貿易センター大阪のチットウィパー・サクピタクサクン所長は、「日本市場はアジアにおいて、重要なマーケットだと考えている。規模も大きいし、品質も高い。今後もこうした取引を継続することで、タイ企業のレベルを向上すると思う。タイと日本の関係も長いし、両国の協力の下、アジアの経済発展に貢献したい」と、今後の抱負を語った。

タイ国商務省国際貿易振興局(DITP)の繊維&皮革製品部、コンカモーン・アネークカマイ部長は、「こうしたタイと日本の貿易の交流は、アジアビジネスの開発の目的もある。日本とタイの(経済をベースにした)関係構築のサポートも続けていきたい」と、今後の取り組みについて語った。

今年前半のタイ国の対外繊維輸出は「6%減(2016年1-5月)」(タイ衣料品製造者組合=TGMA、ユッタナー・シンサーンウィット事務総長)とやや低調だという。しかし、通期では、1―2%増と回復する見通しだという。例年、下期に受注が集中する傾向があるためのようだ。

来年も同じく7月に同じ会場で「展示会を開催する計画」(アネークカマイ部長)だという。過去2年間はOEM業者がメーンだったというが、今回はOEMに加え、デザイン提案のできる企業も出展している。サクピタクサクン所長は、「できれば今後は、出展企業を増やしていきたい」と、今後の抱負を語った。開催場所は大阪・OMMビル2階。13日最終日は16時までの開催。(問い合わせ先、06-6943-2010)まで。

(樋口尚平)

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